立夏の養生は「苦味」を食べる

2018年5月4日
立夏養生多吃”苦” 戒燥戒怒睡好”子午覺”

「立夏の養生は苦味をたくさん食べ、乾燥や怒りをさけて、23-1時の子の刻や11ー13時の午の刻には眠るようにする」

以下、引用。

夏は苦味の野菜を補充するのが適当であり、ゴーヤ、ニガナ、ゴーヤの葉など、苦味で養心清熱する。

以上、引用終わり。

ゴーヤ(苦瓜)は沖縄など南方で夏にとれて、心熱をとります。
もともとは明代の『救荒本草』に初出し、『本草綱目』で苦味、寒性で清心の作用があるとされています。

苦瓜
【气味】苦,寒,无毒。
【主治】除邪热,解劳乏,清心明目

苦味の食物は心の虚証や陽虚の方には向いていませんが、心火上炎など心の実証タイプにはピッタリです。
夏は緑茶やコーヒー、ビール(麦酒)など苦味で心の熱をとったほうが良い場合もあります。

そして、夏は瓜が旬ですが、食べ過ぎると体を冷やします。
東洋医学では全てに陰陽があると考えます。
メリットとデメリットの両方を理解して上手に使いましょう。

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