スマホとドケルバン病

2018年5月16日『メディカル・トリビューン』
「スマホの片手操作でドケルバン病が増加?30歳代男性で急増」

スポーツ医学を勉強していると、普段は絶対に知らないような「使い過ぎ症候群」の存在を知ることがあります。

例えば、2000年代にオバマ大統領が使っていた携帯電話のブラックベリーの名前がついた「ブラックベリー母指」というオーバーユースの病名がありました。

マスコミではプレイステーション母指、ゲーマーズ母指、スマートフォン母指とも言われますが、これらはドケルバン病のことです。

スマホ使用からのドケルバン病に対しては鍼灸が効果的です。

「ド・ケルバン病とスマートフォンの使用時間の関係およびド・ケルバン病モデルに対して円皮鍼を用いた経筋治療の鎮痛効果」
内田 匠治 , 篠原 昭二
『九州看護福祉大学紀要』 17(1), 15-27, 2016
(全文無料オープンアクセス)

この研究では、ドケルバン病患者に円皮針を使用し、ドケルバン病が手太陰経筋病であることを明らかにしています。

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