四の気と立秋

火星の大接近の時、赤い火星が南中しているのを見ました。

今年、戊年は火運太過の「赫曦(かくぎ)」であり、炎暑が流行しています。

心熱が炎上して胸中にこもり、肩中熱という首肩に熱が詰まったような上熱下寒の症状を実感します。精神的にもイライラしたり、煮詰まった感じや疲労倦怠感の方が多く感じます。

しかし、朝晩、ほんの僅かに秋の気配が現れてきました。

2018年8月3日からは五運六気の四の気、8月7日からは二十四節気の立秋となります。

2018年8月3日(丁卯)から10月2日(丁卯)は六気の四之気で、主気は太陰湿土の湿気、客気は厥陰風木の風気であり、雨が降り、民は大熱少気となり、肌肉が萎え、足が萎えます。赤白痢となり、厥陰の風気を治療するのが良いです。
辛味で補い、酸味で瀉し、甘味でこれを緩めるというのが『聖済総録』の記述になります。

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