秋にはカボチャとダイコン

2017年9月23日『北京新浪網』
『今日は秋分 天気は徐々に涼しくなります この七つのことに注意しましょう』
今日秋分,天氣漸涼,這7件事要多注意

以下、引用。

1.カボチャ(南瓜)を食べて胃を養う

二十四節気の秋分が過ぎて気候が徐々に涼しくなると胃病が多発する季節となる。胃腸は寒冷刺激に敏感であり、慢性胃炎など消化器系統の病気の患者はとくに胃を温めるように注意する。

中医学ではカボチャ(南瓜)は甘味温性であり、脾経と胃経の二つの経絡に入り、よく補中益気する。これは秋季の胃を温めて保護する良品である。

2.燥邪を潤すには温燥と涼燥に分類する

秋に天気が涼しくなり、雨が少なくなり、空気が乾燥すると、口の乾燥、鼻の乾燥、ノドの乾燥があり、舌は唾液が少なくなり、痰の少ない乾いた咳で、皮膚が乾燥して、ひび割れとなる。これは中医学の秋燥である。

ただ、注意すべきなのは、秋燥には温燥と涼燥の区別があることである。

温燥:初秋で天気がまだ熱いときに多発し、上記の乾燥症状に加えてイライラしてノドが渇き、咳をして、ノドが痛み、声が出なくなり、目が赤く腫れて痛み、便秘となる。

涼燥:多くは秋分の後におこり、通常は悪寒無汗、鼻づまり、痰が透明で乾咳となる。

梨は温燥・熱燥が引き起こす各種の秋燥の症状をよく予防治療する。梨を生食すると六腑の熱をさまし、火食すると五臓の陰をうるおす。『本草綱目』の李時珍がいうには、梨は肺を潤し、心熱をさまし、瘡毒と酒毒を解毒する。

初秋の季節は、1日に2個の梨を食べると秋燥を予防できる。しかし、梨の性質は寒涼であり、秋分を過ぎて多食すると陽気を傷つけて冬に病気になりやすくなる。

涼燥に対応するのはダイコンである。中医学によれば、ダイコンは温性、微かに辣でからく、汁が多く、行気潤燥といって気をめぐらせて乾燥を潤す。秋分以降はダイコンが晩秋の涼燥に有効な食べ物である。

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