火運太過「赫曦(かくぎ)」

2018年11月5日『関東 朝の気温 昨日より10度高い所も』

今年2018年戊戌(つちのえ・いぬ)年は五運六気では火運太過の「赫曦(かくぎ)」の年です。11月にはいったというのに暑く、台風の影響で秋に桜が咲いたことも全国で話題になりました。

下は宋代の『聖済総録』戊戌の記述です。

(戊戌の歳の)五之気では、秋分の初寅(10月1日)から小雪の初子(‪11月28日‬)の約60日であり、太商で主気は五行の金に応じて客気は少陰君火で中見は火運である。主気と客気が同じで気化を司らず、時令がここに至り、陽は復化し、草はすなわち長じ変化して成る。民はすなわちのびやかである。少陰の客気を調整するのが宜しい。鹹味でこれを補い、甘味でこれを瀉し、酸味でこれを収する。

今年の秋は桜が開花したり秋に植物が成長するなどあたたかかったので当たりだと思います。
「陽は復化し、草はすなわち長じ変化して成る」です。

ちょうど5月の研究会で「今年は火運太過で精神病や不眠が増え、火克金でアトピー性皮膚炎や喘息が増えるというのが五運六気の予測」とお話ししましたが、この時参加された鍼灸師の先生から「大当たりでした」と言われました。

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