肩こりの基礎研究

「頚肩部の筋緊張に対する鍼刺激の効果 筋硬度、深部血液量および筋電図を指標として」
太田喜穂子
『日本温泉気候物理医学会雑誌』
2005 年 68 巻 2 号 p. 122-133


もっとも標準的な「肩こり」の鍼の研究です。

2011年には全日本鍼灸学会が『鍼灸は効くのか?何故効くのかの十講』を発表しており、肩こりは交感神経緊張からのγバイアスであり、交感神経緊張を緩めること、交感神経バイアスの抑制が機序と論じられています。

『鍼灸は効くのか?何故効くのかの十講』

「鍼灸でこりが緩む」

海外での「鍼で筋肉が緩む」ことへの基礎研究は、2002年のAlexander Kam Shing Chanさんの論文がまとまっています。

The effect of acupuncture on alpha-motoneuron excitability.
Chan AK, Vujnovich A, Bradnam-Roberts L.
Windsor Medical Centre, Mairangi Bay, Auckland, New Zealand
Chan AK, et al. Acupunct Electrother Res. 2004.
Chan AK, Vujnovich A, Bradnam-Roberts L.
Windsor Medical Centre, Mairangi Bay, Auckland, New Zealand

短い期間の手技鍼は何の影響もなかったが、ずっと刺激された手技鍼はアルファ運動ニューロンの興奮の明らかな減少を引き起こしたというものです。

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