二十四節気「雨水」と「春困」

2月19日から二十四節気の雨水(うすい)です。

19日は九州と四国で春一番が吹き、20日、兵庫県内は平年より8度から11度ほど高くなり、4月中旬から5月上旬並みの暖かさとなりました。

陸と海は温度差があります。冬の海は暖かく、陸は冷たいので、日本は大陸から北風が吹き、日本海側は湿った雪が積もります。

しかし、冬至や立春を経て日照時間が増えると陸が温くなり、海から陸に温かい風が吹きます。中国大陸では「東風」、日本では「春一番」の南風です。この温かい風は雪を溶かし、山からの雪解け水が増えます。

冬の川は枯れていますが、底を伏流が流れています。冬は人間の気も閉蔵され、経脈の深いところを流れています。しかし、立春を過ぎて川に雪解け水が流れると、人間の経絡も気で溢れます。

温かい日は皮膚の汗をコントロールするソウリが緩みますが、急に冷えて風寒が入ると痛みが起こりやすいです。のぼせ、熱感、自律神経失調症、アレルギー症状も増えます。

雨水の季節は湿気が強く、湿気が強いと春困の春の倦怠感も出やすくなります。木剋土から肝と脾胃を保護することに注意します。個人的には温灸や押し灸で経絡を温通する要素を増やしています。

雨水节气湿气升 赶跑“春困”养脾胃-生活
2019-02-19

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