咳止めシロップ、蜜煉川貝枇杷膏と葉天士

2018年2月27日『アジアワン』
「中国の咳止めシロップの「蜜煉川貝枇杷膏(ニンジョムペイパコア)」はインフルエンザがアウトブレイクするニューヨークで人気になっている」
Chinese cough syrup Nin Jiom Pei Pa Koa gains popularity amid New York flu outbreak


中国の清代、康熙帝の時代に由来する京都念慈菴(King To Nin Jiom)という会社の蜜煉川貝枇杷膏(Nin Jiom Pei Pa Koa)という咳止めシロップは、香港、シンガポール、マレーシア、タイランド王国のドラッグストアで売っている東南アジアの漢方ブランドです。2018年2月、インフルエンザが流行るニューヨークで大人気でした。

蜜煉川貝枇杷膏(ニンジョムペイパコア)は広東語で念慈菴(ニムチョム)社の枇杷膏(ペイパゴア)です。北京語では発音が全然、違います。

以下、引用。

蜜煉川貝枇杷膏という咳止めシロップは、この10年で最悪のインフルエンザ・アウトブレイクに見舞われているアメリカのニューヨークで人気になっている。

プラット研究所の建築学教授、アレックス・シュヴェダー氏は、1週間も寝込んで咳が止まらなかったと『ウォール・ストリートジャーナル』にシロップ使用体験を語った。

服用して15分で効き始めたので、シュヴェダは5人にシロップを勧めた。

香港の『サウスチャイナモーニングポスト紙』によれば、そのシロップは清朝に遡り、母の慢性の咳を治すためにつくられ、『ニンジョム』は『母の思い出』と言う意味がある。

枇杷膏(ペイパコア)は、中医学の理論では、風熱の邪気が慢性的に陰虚の患者を攻撃した状態に最適である。もし風寒ならおそらく適切ではないとニューヨーク中医学カレッジのDr.イェメン・チェンは言う。

チェンは、アメリカにおいて中国伝統医学はますます人気になっていると言う。

京都念慈菴は、清朝・康熙帝の時代の楊謹さんが母親の慢性咳嗽を治すために、名医・葉天士の診察を受け、完治したことに由来するそうです。

京都念慈菴的歷史可追溯到清朝康熙年間,當時有一順天府人楊謹,字慎之,幼年喪父,母陳氏出身名門,勤於家政,教子有方,楊謹品學兼優,連科報捷,出任縣宰(相當於今日的縣長)。楊謹事母至孝,鄉里號稱為楊孝廉,而母親陳氏年邁多病,久為咳多痰的沉痾所苦,遍求名醫皆長治不癒。楊謹時聞名醫葉天士的事蹟後,不畏跋山涉水,千里躬求,親自拜訪並延回府中看診。葉天士斷太夫人為積勞成傷,又復誤於診治,不是平常湯藥所能奏效。葉於是授以秘方,叮囑須依此法煉製成膏,早晚服食,持之有理,楊太夫人自服此藥後病狀轉佳,後常以此膏和水代替茶湯服用,終於根治楊太夫人久咳痰多之宿疾。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする