天津の权健グループ

2019年1月7日『ロイター通信』
「中国政府は中医学の会社が激しい抗議を引き起こしたガン症例のあとで中医学の会社の18人を逮捕した」
China authorities arrest 18 at TCM firm after cancer case sparks outcry

天津の中医学の会社权健集团有限公司(Quanjian Group Co.Ltd.)は自然医学の病院やサッカーチームを経営していますが、4歳のガンの女の子に抗がん剤化学療法ではなくナツメ(大棗)のお茶を処方して女の子が死亡したことから炎上していました。2018年末にアメリカのワシントンポストで天津の权健の事件が報道されました。

2018年12月28日『ワシントンポスト』
「中国代替医療帝国は、医師が、4歳の癌患者の少女に『ナツメ(jujube:/dʒúːdʒuːb/)』のお茶をあげてから、集中砲火を浴びている」
A Chinese alternative medicine empire is under fire after doctors say it gave jujube tea to a 4-year old cancer patient

以下、引用。

過去15年にわたって中国の权健グループは、毎年30億ドル(3,000億円)も稼ぐ代替医療帝国を信じられない流星のような勢いの成長会社としてつくりあげた。

权健は中国のスーパーリーグのサッカーチームを持ち、600の病院と7,000のヘルスケア・クラブを持つ。权健の創業者、束昱辉は自分をジェントルマン・マーチャント=紳士的商人と自称しており、その企業価値は15億ドル(1,500億円)だと言われている。

事実として、中国で巨大企業に対抗するリスクが知られている。2018年初めには中国人医師が伝統薬酒の鴻茅薬酒を批判した。

この批判した医師は刑務所の牢獄で100日間を過ごしたが、そのケースは恐怖をまきちらして伝統医薬に関する科学的議論に沈黙を強いる先例となった。

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