サンクトペテルブルクのチベット伝統医学

2018年3月6日『ロシアビヨンド』
『ロシア史に足跡を残してきた7人のアジア系ロシア人』

以下、引用。

1. ピョートル・バドマエフ チベット医学の医師

ピョートル・バドマエフ(1851~1920)はブリヤート系の家族の出身だった。モスクワから5300キロメートル東にあるイルクーツクに生まれた彼はサンクトペテルブルク大学の東洋学部を卒業した。彼はチベット医学の医師として有名になった。バドマエフは自分の庭で植物や薬草を栽培していた。彼の治療法は決して公開されなかったが大変効果的で、彼はついに皇帝アレクサンドル3世とその息子ニコライ2世の医師となった。彼は故郷のブリヤートのためにも尽力し、教育の向上、新聞の創刊、バイカル地方の金採掘協同組合の組織を実行した。チベット医学に関するバドマエフの研究が広く認知されたのは彼の死後のことで、1991年にはロシア科学アカデミーが彼の研究についての本を出版している。

東洋と西洋にまたがるロシアは、その歴史の大部分においてヨーロッパというよりむしろアジアの土地でした。

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