自生韓方病院の動作鍼

2018年9月
「肩痛への動作鍼:ランダム化比較試験」
Motion style acupuncture therapy for shoulder pain: a randomized controlled trial
Guang-Xia Shi
J Pain Res. 2018; 11: 2039–2050.
Published online 2018 Sep 25. doi: 10.2147/JPR.S161951


動作鍼(Motion style acupuncture thrapy)とは韓国ソウルのカンナムにある自生韓方病院が開発した刺法です。

自生韓方病院はメディカル・ツーリズムに特化した韓国伝統医学病院です。2006年からインターナショナル・クリニックを開設し、英語・ロシア語・日本語のホームページがあり、モンゴル・カザフスタン・ロシアから患者さんを集めています。スタッフは英語・ドイツ語・ロシア語・アラビア語・モンゴル語・日本語・中国語を話すスタッフが常駐しています。

韓国は2009年に国家戦略としてグローバル・ヘルスケア産業を成長産業に指定して、医療法を改正して外国人観光客の誘致と斡旋を可能にしました。政府が医療観光情報センターをつくり、観光客に医療情報を提供し、医療通訳も派遣するというシステムができています。

韓方医学の統合医療化、客観化・標準化・グローバル化を目指すのが280人の医療スタッフをかかえる自生韓方病院のヴィジョンです。

youtube動画をみると、 急性腰痛に対しては二人のアシスタントが患者の両脇を手で支え、鍼を風府(GV16)、行間(LR2)、曲池(LI11)に刺入して、歩かせるというモノです。日本人鍼灸師の考える運動鍼(阻力鍼法)とは大違いです。

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