人道の鍼

2019年4月8日
「フリー・クリニックは鍼をホームレスに提供する」
Acupuncture for homeless offered in free clinics

以下、引用。

ホームレスの人々への必要なサービスを考えた際に鍼はすぐに思い浮かばないかも知れない。しかし、デビッド・ノールズは必要な時にその治療を受けることができてうれしかった。

ノールズは8年間もホームレスで渓谷に住んでいた。1年以上前に150ポンドの重さの岩をどけるときから腰に問題があった。彼は教会に食事をもらいにいき、バックルームの鍼クリニックについて聞いた。最初は疑っていたがノールズはすぐにその鍼治療が気に入った。

鍼は毎週、巡回クリニックでパシフィック・カレッジ・オブ・オリエンタルメディスンで訓練を受けた学生が行っている。パシフィックカレッジはシェルターでホームレスにサービスしていることを宣伝していないが、口コミでウェイティングリストには行列ができている。

鍼治療は薬物中毒やストレス関連の不眠や鬱や肥満などの問題を治療することができ、それはまさにホームレスに関連した問題なのだ。

ホームレスの人達を治療している鍼治療家はサンディエゴだけではない。代替医療はサンフランシスコ、シアトル、フロリダ、オレゴン州ポートランド、サンディエゴの若いホームレスのためのプログラムでアーバンストリートエンジェルに提供されるホリスティックヒーリングプログラムの一部である。

パシフィックカレッジのように、20年以上前にカリフォルニア大学サンディエゴ校の提供する無料メディカルクリニックとパートナーシップを結んで立ち上げられたものもある。

「ある男性は手をひろげることができなかった。彼は建築現場の事故で3年も働くことができなかった。2、3回の治療で彼は手をひろげることができるようになり、『これで働くことができる』と涙を流した」とスタッフは言う。

48歳のダニエル・ロペスは3カ月前に失業してホームレスになった。それから末梢性顔面神経麻痺となり、無料クリニックで鍼治療を受けた。彼はすぐに改善した。「魔法みたいだ」と回復した顔の筋肉で彼は言う。彼は就職の面接を受けられるようになった。「鍼灸学校の学生たちがぼくを助けてくれなければ私は再雇用されなかった」とロペスは言い、近い将来、家に引っ越すプランについて語った。

患者に利益をもたらすだけでなく、このクリニックは学生たちに現場の経験と自信を構築する助けになる。

学生たちは、鍼で人を助けたという経験を語っています。この経験は何にもかえがたいものです。

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