軍事医学の視点

2018年3月26日
「中华医魂丨王文远:平衡针灸学的开创者」

王文遠先生は平衡鍼の創始者です。

1945年生まれ。
1961年 劉春后に入門(11歳)
1964年 19歳で入営
1972年 27歳で肩痛穴を発見する。
1975年 30歳で人民解放軍軍事医学院を卒業

王文遠先生の年譜を作り、経歴が判明してきました。日本に中医学が入ってきた黎明期は、人民解放軍の軍医が書いた本が多かったです。耳鍼も南京の人民解放軍の軍医が書きました。腕踝鍼(手根鍼・足根鍼)も人民解放軍の軍医です。

平衡鍼の王文先生も軍医です。米国のバトルフィールド・アキュパンクチャー(戦場鍼)も米空軍の軍医が創りました。

理学療法士という職業はアメリカのウォルターリード陸軍病院で戦争の廃疾者をリハビリするために生まれましたし、看護師という職業もクリミア戦争のナイチンゲールから生まれました。西洋医学を文明論的な視座から俯瞰するには軍事医学、帝国医療、植民地医療の視点が必要となります。

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