易経バランス鍼のメディカルアキュパンクチャー論文

2018年イスラエルのコトリヤール博士の論文
「卵巣摘出手術後のホルモン療法による片頭痛・不眠・うつの『易経バランス鍼(I Ching Balance Acupuncture)』のトリートメント」
I Ching Balance Acupuncture Treatment of Migraines, Insomnia, and Depression in a Post-Ovariectomy Patient Receiving Hormone Replacement Therapy
Arkady Kotlyar, PhD, DiplAc
Med Acupunct. 2018 Feb 1; 30(1): 41–45.
Published online 2018 Feb 1. doi: 10.1089/acu.2017.1249

以下、引用。

易経バランス鍼(ICBA:I Ching Balance Acupuncture)は経絡理論によるものであり、歴史的に鍼治療で効果的な診断治療ツールとして用いられてきた。易経バランス鍼は古代の鍼の方法である経絡によるものであるが、そのアイディアは1970年代に東洋医学ドクターで免許鍼師であるチャオ・チェンによって紹介された(2012年のTwickenの引用)。

片頭痛、不眠症、うつ病はこの患者では女性ホルモンのアンバランスの表現であり、婦人科疾患と考えられた。治療の最初に病のある経絡を決定する。足少陰腎経と足陽明胃経が卵巣の通っている経絡であり、病的経絡と決定された。

中国の脈診で経絡診断を確定した。次に易経バランス鍼は5つの著名で効果的な経絡の関連を選択して経絡を調整する。経絡コンバージョンはアンバランスな経絡関係に最も効果的な5つのシステムによって実行される。今回のコンバージョンは太陰脾経と少陽胆経、少陽胆経と少陰心経であり、治療ポイントは経絡バランスからバランスを構築するために選択された。

病的経絡は足少陰腎経と足陽明胃経です。治療経絡と治療経穴は

手少陽三焦経から右の関衝(TE1)、右の陽池(TE4)、
足太陰脾経から、右の隠白(SP1)、右の公孫(SP4)、
手少陰心経から、左の少海(HT3)、左の神門(HT7)、
足少陽胆経から、左の陽陵泉(GB34)、左の足臨泣(GB41)

が選択され、毎週60分、27週間の治療で45歳の白人女性患者の症状は劇的に改善しました。

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