新型コロナウイルス、罹患者の体内で感染後5週間は生存可能

2020年3月13日『ブルームバーグ』
「新型コロナウイルス、罹患者の体内で感染後5週間は生存可能」

以下、引用。

新型コロナウイルスは罹患した人の呼吸器内に最長37日間とどまることができる。新たな研究が示した。数週間にわたって人から人への感染が可能であることが示唆される。

医学誌ランセットに掲載された論文によると、中国の医師団は中央値で感染から20日の患者の呼吸器の検体からウイルスのRNA(リボ核酸)を検出した。

昨年終わりに中国湖北省武漢市で初めて報告されたウイルス感染は今や世界の118カ国に広がった。中国医学科学院の研究者らは論文で、今回の発見は「患者の隔離についての決定と抗ウイルス治療の期間を巡る指針に重要な意味を持つ」としている。

現在推奨されている隔離期間はウイルスに対するエクスポージャーから14日間だが、症状が消えた後も当分の間人にうつす可能性があるとすれば、隔離期間終了後に不用意に感染を広げてしまうリスクがある。

2020年3月11日『ランセット』論文
Clinical course and risk factors for mortality of adult inpatients with COVID-19 in Wuhan, China: a retrospective cohort study –
The Lancet

※we found that the detectable SARS-CoV-2 RNA persisted for a median of 20 days in survivors and that it was sustained until death in non-survivors. This has important implications for both patient isolation decision making and guidance around the length of antiviral treatment.

この論文の通り、患者の隔離の決定の戦略に及ぼす影響は大きいです。今までの患者隔離期間の推奨は14日間だったので、人権への影響や経済への影響など誰がどのように意思決定するのかは社会に大きな影響を与えると考えられます。

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