【新型コロナウイルス】『ランセット』論文における社会的距離のコスト

2020年3月9日『ランセット』
「どのようにして、COVID-19エピデミック流行の経過を国家的に緩和するのか?」
How will country-based mitigation measures influence the course of the COVID-19 epidemic?
Roy M Anderson
The Lancet

イギリスを代表する『インペリアル・カレッジ・ロンドン』の研究者たちが『ランセット』に発表した論文です。

以下、引用。

それで現在は自発的検疫または義務付けられた検疫、集会の禁止、教育機関の閉鎖、職場の閉鎖、家庭の隔離や町の隔離、都市の隔離しか方法が残っていない。

学校閉鎖はインフルエンザ・パンデミックに使われるが、子どもに関するデータがとぼしいため感染への効果は低かった。大規模な集会の禁止はスーパースプレッダー・イベントを減らすが、これは感染のごく一分しか減少させない。これらの方法は少しだけ感染を減らすだけだった。

社会的距離を保つイベント自粛や集会の禁止、学校閉鎖を止めた途端に流行カーブは再上昇することをこの論文の表は明記しており、しかもかなり長い期間にわたって行う必要や経済的・社会的リスクを明記しているのはフェアだと感じました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする