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スウェーデンのサイエンスに基づくコロナウイルス対策

 

2020年3月28日『ザ・ローカル』
「スウェーデンのリラックスしたコロナウイルス対策の背後にある科学を説明します」
Explaining the science behind Sweden’s relaxed coronavirus approach

 

スウェーデンのルンド大学ポール・フランク教授が解説しており、ポール・フランク教授はハーバード大学公衆衛生学大学院の客員教授でもあります。

 

以下、引用。

スウェーデン政府は50人以上の集会を禁止しているが、学校・レストラン・スポーツジムはオープンにし続けている。スウェーデンでは3,046人がコロナウイルス陽性になっているにも関わらずである。

 

日本は4月3日現在で、感染者2,989人で人口は1億2,000万人です。スウェーデンは感染者3,046人で人口は1,000万人です。スウェーデンの人口は日本の12分の1以下なのに、感染者の数はスウェーデンのほうが多いです。

 

以下、引用。

スウェーデンでは、公衆衛生当局が「急上昇要件をガイドするシミュレーションをリリースした。疑いなく、疫病は拡がっている。しかし、そのスピードについては議論がある。スウェーデン公衆衛生当局はロックダウンの必要性については懐疑的である。しかし、首都周辺でロックダウンを行うべきだという議論はある。

現在のスウェーデンの戦略をサポートしている、いくつかの議論がある。それは学校をオープンにすることで彼らの両親が(医師や看護師、病院従業員として)ヘルスケアで働くことができることである。また、物資の輸送や食料供給のために働く親のためである。

長期間のロックダウンは、未来において経済に大きな影響を与えることでヘルスケアに大きな損害を与えるかもしれない。これは新型コロナウイルス感染症による死亡よりも多い死亡者を産む可能性さえある。

 

【集団免疫】

このことから学び、スウェーデンの多くの人々は今、集団免疫を獲得することに楽観的である。スペイン風邪と比較して新型コロナウイルス感染症は深刻ではなく、多くの感染者は無症状である。これは急速な感染拡大を産み、60%の集団免疫を達成させる。これは強すぎる緩和戦略(ロックダウン)を持たない国々では容易に達成できる。

これはコロナウイルス感染症の再流行の波を低くするかもしれない。そして、われわれが未来において新型コロナウイルス感染症から学ぶレッスンとは、スウェーデンのリラックスしたアプローチの成功に焦点があてられることである。これはパンデミックのために失われる生命だけでなく、社会・経済的なネガティブな結果によって引き起こされる死亡者数によって考慮されるべきである。

 

きわめて常識的な考え方だと感じました。

 

 

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