ロックダウン社会的距離のエビデンス

2020年5月8日『ニューズウィーク』
『ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑制と相関がない」と研究結果』

以下、引用。

【外出禁止は感染抑制に顕著な効果が認められなかった】
英イースト・アングリア大学(UEA)の研究チームは英国、ドイツ、フランスなど欧州30カ国を対象にソーシャル・ディスタンシングに基づく施策が新型コロナウイルス感染症の感染者数や死亡者数の減少にもたらす効果について分析し、2020年5月6日、未査読の研究論文を「メドアーカイブ」で公開した。

これによると、休校や大規模集会の禁止、一部のサービス業の営業停止は感染拡大の抑制に効果があった一方、外出禁止や生活必需品を扱う店舗以外の営業停止は感染者数や死亡者数の抑制に顕著な効果が認められなかった。また、現時点において公共の場所でのマスク着用の義務化にも特段の効果は確認されていない。

また、外出禁止は新型コロナウイルス感染症の発生率の減少との相関がなく、むしろ外出禁止の日数が増えるほど感染者数は増加した。

2020年5月6日「ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの非薬物介入」
Impact of non-pharmaceutical interventions against COVID-19 in Europe: a quasi-experimental study
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Paul Raymond Hunter
doi
https://doi.org/10.1101/2020.05.01.20088260
May 6, 2020.
https://www.medrxiv.org/conte…/10.1101/2020.05.01.20088260v1

日本の「専門家会議」が議事録を残さないそうですが、それが日本の「医学」「科学」なのでしょうか。
医療専門家と政治家がパニックを起こし、科学的根拠の無い行動で経済と社会を破壊していますが「やってる感」以外に根拠は無さそうです。

社会学者、キャスリーン・ティアニー博士の言う「エリート・パニック」の典型例として、今回のコロナウイルスに対する医療専門家と政治家のパニックは将来の良い教材になります。心理学者や社会学者、経済学者などの異なる分野の専門家と民主的で透明性のある議論をもとに政策決定されることが望ましいと思いました。いまの世代では無理でも、未来の世代は反面教師にして欲しいです。

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