高麗手指鍼 :肩こり

「手指鍼(すじちむ)特別講義5:肩上部の痛みをおさめる(2)」
[수지침 특강6] 어깨 윗부분 통증 다스리기(2)
http://health.chosun.com/…/ht…/2006/05/08/2006050856002.html

어깨(おっけ)は「肩」、결림(きょるりむ)は「こり」だそうです。

柳泰佑先生はいずれの文献でも 体鍼の大椎(GV14) に相当する高麗手指鍼B19の周辺部を探すように書かれています。この特別講座の場合は、胆気脈のM10とM11(肩井)です。膀胱経に相当するI3(天柱)とI8(大杼)の間のI5とI7などの膀胱気脈を取ります。遠隔では、手少陽三焦経の外関(TE5)に相当するL4(外関)と足太陽膀胱経の足通谷(BL66)に相当するI38を取穴しています。

柳泰佑先生のいずれの文献をみても、肩痛や頸部痛は腎勝方(腎実証)や小腸勝方(小腸実証)、大腸勝方(大腸実証)、三焦勝方(三焦実証)と一緒に論じられています。

腎勝方(腎実証)は太白(SP3)と太溪(KI3)の補法で土を補い、大敦(LR1)と湧泉(KI1)の瀉法で木を瀉します。

小腸勝格では、足通谷(BL66)と前谷(SI2)の補法で水を補い、足三里(ST36)と小海(SI8)の瀉法で土を瀉します。

大腸勝格では、陽溪(LI5)と陽谷(SI5)の補法で火を補い、足通谷(BL66)と二間(LI2)の瀉法で水を瀉します。

三焦勝格 では、足通谷(BL66)と液門(TE2)の補法で水を補い、足三里(ST36)と天井(TE10)の瀉法で土を瀉します。

柳泰佑先生の腎実証とは、下腹部の石門(CV5)や関元(CV4)の圧痛、積聚と関連しているようです。心虚・小腸実・三焦実から生じるので、心の正格(心虚証)の処方から治療すべきという考え方です。

心虚証(心の正格):大敦(LR1)と少衝(HT9)の補法で木を補い、陰谷(KI10)と少海(HT3)の瀉法で水を瀉法する。

高麗手指鍼 (こーりょーすじちむ) 、四象体質(ささんちぇちる)、舎岩鍼(さあむちむ)は非常にユニークでまだ理解できていませんが、学ぶのが面白いです。

韩国舍岩针法简介
尹容駪《天津中医药》2010年第03期 
https://wenku.baidu.com/view/39b9ca44336c1eb91a375dd5.html…

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