中国式手鍼と董氏奇穴と頭痛

董景昌先生の董氏奇穴の頭痛の論文を検索していると、台湾の胡文知先生に学ばれた蔡金印先生の「董氏による頭痛の針灸治療の臨床応用」という論文で「七華穴」という頭痛のツボが書かれていました。

偏头痛
1、针七华穴或以三棱针点刺出血有效,直刺效果相同。
https://wenku.baidu.com/view/b1aaedd376a20029bd642d28?pcf=2


七華穴の位置は、中国式「手鍼療法」の前頭点、側頭点、後頭点、頭頂点とそっくりです。

前頭部痛の患者には前頭点 、側頭部痛の患者には偏頭点、後頭部痛の患者には後頭点、頭頂部痛の患者には頭頂点を用います。これらは指節関節の横紋上にあります。

董氏奇穴の木火四穴は頭痛が主治ではありませんが、指節関節の横紋上にあります。やはり指節関節の横紋は研究する価値があるようです。

また、董氏奇穴の八関穴は八邪とは違う位置にあり、董氏奇穴の心膝穴や胆穴と並んで研究の価値がありそうです。

先日は董氏奇穴の重子(ウェード式ではzhong4 tzu3)、重仙 (ウェード式ではzhong4 hsien1)」が難治性の頭痛に著効しました。手鍼の謎は深まるばかりです。

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