耳介療法のスター、ナディア・ヴォルフ先生

フランスのパリ第11大学の科学的鍼の教授であるナディア・ヴォルフ先生の『Mysteries of the Ear (耳の謎、原題はMysteres De L’Oreille)』です。

ナディア・ヴォルフ先生はソ連で鍼の教育を受け、1990年にフランスに亡命しました。ナディア・ヴォルフ先生は耳鍼でシャネルのデザイナー、故カール・ラガーフェルドやフランス料理の皇帝、故ジョエル・ロブションを治療していました。

2017年10月31日『ニューヨークポスト』
「世界一有名なセレブ・シェフはどのようにして60ポンドを減量したのか?」
How the world’s most celebrated chef lost 60 pounds
https://nypost.com/…/how-the-worlds-most-celebrated-chef-l…/

2015年1月30日『マダム・フィガロ』
「(フランス料理の皇帝)ジョエル・ロブションと女鍼師ナディア・ヴォルフにとって健康はお皿の上にある」
Pour Joël Robuchon et Nadia Volf, la santé est dans l’assiette
http://madame.lefigaro.fr/…/pour-joel-robuchon-et-nadia-vol…

2016年11月13日
「カール・ラガーフェルドが宝石とワインスタインと鍼について語る」
Karl Lagerfeld Talks Jewelry, Weinstein — and Acupuncture
https://wwd.com/…/karl-lagerfeld-art-deco-jewelry-swarosvk…/
※「デザイナー・カール・ラガーフェルドは丸いスティックを耳についており、それはナディア・ヴォルフという鍼師によるものだ」

ナディア・ヴォルフ先生はソ連のレニングラード(サンクトペテルブルク)出身です。ブレジネフ政権時代のソ連に生まれ、8歳でバレエ界の最高峰、ワガノワ・アカデミーに入りますが、肝炎で辞めます。次にチェスの世界で13歳でレニングラードのジュニア・チャンピオンとなりますが、挫折しました。14歳で鍼と出会い、25歳でソ連の医大で最年少で神経薬理学の准教授となりました。しかし、KGBに睨まれ、1990年に夫と息子といっしょにソ連からフランスに亡命しました。 詳しい経歴は以下の『パリ・マッチ』の記事にあります。

2017年2月23日『パリマッチ』
「ナディア・ヴォルフ:耳介療法のスター」
Nadia Volf, la star de l’auriculothérapie
https://www.parismatch.com/…/Nadia-Volf-la-star-de-l-auricu…

講義中に言った「カリブの海賊とイヤリングと耳穴」については、以下のインタビューにもあります。

2016年5月30日『マダム・フィガロ』
「どうやって耳の鍼は症状を緩和するのか?」
Comment l’acupuncture sur l’oreille peut vous soulager
http://madame.lefigaro.fr/…/decryptage-ce-que-l-oreille-dit…

以下、引用。

(映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で)ジョニー・ディップがつけていた海賊の大きなイヤリングはどんな働きも無かったように見えます。(しかし、『カリブの海賊』のジョニー・ディップのように当時のカリブ海の)若き海賊たちは、その修行時代に耳にある「目の点」を突き刺されます。それは、耳の「目の点」のツボを刺激することで、海の遠くがメガネなしで見えるように改善されるのです」とナディア・ヴォルフは言う。

ナディア・ヴォルフ先生、面白すぎます。

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