承淡安先生の麦粒灸の化膿灸と灸感

 
2015年「澄江学派の伝承者、 王玲玲の『化膿灸(化脓灸)』学術特色紹介」
澄江学派传人王玲玲化脓灸学术特色介绍
唐林海 王璇璇 张建斌
《上海针灸杂志》 2015年05期
(オープンアクセス)
 
 
 
南京中医薬大学、澄江鍼灸学派伝承工作室の張建斌先生の論文は、いつも本当に面白いです。
 
 
以下、引用。
 
化膿灸は艾炷を直接、皮膚上で施灸する方法であり、古代は流行しており、灸のあとで化膿して痂皮を形成して瘢痕となるので瘢痕灸ともいう。
 
化膿灸は人に疼痛と化膿をひきおこすが、これが化膿灸に不満がある原因である。灸と瘡口についての記述は各文献にみられる。
 
王教授は施灸部位に瞬間的な疼痛(灸感)と持続的な炎症反応(灸瘡)があり、これが化膿灸の独特の基本現象である。治療効果を保障し、患者に受け入れられるという角度から分析し、化膿灸の疼痛のコントロールと灸瘡の促進と保護について分析する。筆者は幸運にも王教授に教えていただき、化膿灸の要点と臨牀のコツを以下に紹介する。
 
 
 
王玲玲先生の麦粒灸の直接灸による化膿灸です。灸感という言葉にこだわる自分としては面白かったです。
 
 
以下、引用。
 
1.灼熱痛のコントロール
1.1灼痛は施灸中に起こり、艾炷が皮膚に接近したときに患者は針で刺されるような瞬間的な灼痛を感じる。王教授はこれを灸感としており、温度と密接な関係がある。温和灸も灼痛感を生むのが効果的でもっとも良い灸感であり、この種類の灼痛が化膿灸の基本的灸感である。
 
 
 
このチクっとした針で刺すような痛感が身体を刺激するトリガーとなります。

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