逸失して国外に流出した中医鍼灸

2021年4月10日『新華網ネット』
「飛鍼、霊亀八方、鬼門十三鍼、散逸して失伝した『中医鍼灸技術』を尋ねて」
飞针、灵龟八法、鬼门十三针…寻访散落的中医针灸失传“绝技”
http://news.xhby.net/index/202104/t20210410_7042489.shtml

南京中医薬大学の徐愛軍准教授が8名の学生と3名の研究生とチームを組んで中医学鍼灸の失われた技術の調査をはじめました。清代の道光帝の時代の針灸廃止令や中華民国時代の旧医学の廃止など、中国伝統医学や鍼灸の歴史には起伏があったからです。

5916件のアンケートを中国の国内と海外に送り、4143件の有効回答を分析し、中医鍼灸技術の臨床使用の現状とその失伝問題が明らかになりました。

調査の結果、鍼灸技術が伝承される過程で鍼灸技術が中国の国内で衰えたけれども、海外で発展していることが明らかになった。『杵鍼(四川李氏杵针流派)』はその一例である。

四川省の成都市の李氏杵鍼流派は現在ではフランスにあり、1993年には杵鍼中医学院が成立し、何年もフランスの医学生で中医学愛好者の間で学ばれている。

(南京中医薬大学の学生のコメント)
「われわれの在学中、教授は現在、多用される鍼灸技法を教えてくれるが、人気のない鍼灸技術に触れることは極めて少ない。われわれは自主的に中国医学古籍を読むが、時間はとても少ない。鍼灸技術についても一回聴講する程度だ」

承淡安先生の澄江鍼灸学派の伝承者である南京中医薬大学の張建斌教授は、まさに承淡安先生の弟子の技術を香港やアメリカにまで追いかけて研究されています。私は張建斌先生の研究をコバンザメのように追いかけています。

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