幻肢痛

 
2021年5月31日『ジャーナル・オブ・リハビリテーション・メディスン』
「幻肢痛を緩和させるための電気鍼」
Electroacupuncture For Alleviation Of Phantom Limb Pain
Holly King et al.
J Rehabil Med Clin Commun
. 2021 May 31;4:1000063. doi: 10.2340/20030711-1000063. eCollection 2021.
 
 
著者のホリー・キング先生は四肢切断者専門の理学療法士です。イギリス王立海兵隊コマンド・トレーニングセンターなどで、四肢切断者のリハビリのキャリアを積んでこられました。
 
共著者のマックス・フォースター先生は、1977年から1982年にブリストル医大で学んだ総合診療医で、鍼を専門として電気鍼と自己鍼で有名です。
 
この症例報告の患者さんは、交通事故による左脚の切断後の幻肢痛です。4回の鍼治療の後、一日3回ごとの900ミリグラムのガバペンチンを800ミリグラムに減らし、鎮静剤を止めました。
そして、徐々に薬を減量して、12ヶ月後に完全に薬を止めることができました。
 
電気鍼は私の幻肢痛をすごくコントロールしてくれた。私は薬を完全に止めて、コントロールしている感覚がある。まだ、たまに夜の幻肢痛はあるけれど、長くは続かない。
 
 
 

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