新型コロナウイルス変異株で覚えるギリシャ文字

2021年8月5日「アルファ変異株からラムダ変異株まで、新型コロナウイルス変異株ガイド」
 
 
以下、引用。
 
【アルファ変異株】
最初、2020年9月にイギリスで検出された。
研究では、アルファ変異株は今までよりも50%も感染しやすく、死亡率も高い。
 
 
「アルファ」は、医学用語では脳波のリラックスしたときの「アルファ波」、高血圧治療の「α受容体阻害薬」、プルトニウムやウランから出る放射線「アルファ線」などで使われます。
 
ラジウムやウランやプルトニウムから出るアルファ線は紙でも遮蔽できますが、最も破壊力があり、プルトニウムを肺から吸入する内部被曝で凄い毒性があり、肺がんを起こします。劣化ウラン弾は遺伝子毒性があります。
 
 
以下、引用。
【ベータ変異株】
2020年9月に南アフリカで検出された。アストラゼネカのワクチンは、ベータ変異株に対して防御できない。
 
「ベータ」は医学用語では、通常時の意識の脳波の「ベータ波」、不整脈の「β受容体阻害薬」、放射性ストロンチウム90の放射線「ベータ線」で使われています。
 
1954年、ビキニ環礁の第5福竜丸事件ではストロンチウム汚染が大きな話題となりました。それで制作された1954年の映画『ゴジラ』では怪獣が口からストロンチウムを吐き、被害者はストロンチウムによる放射能被ばくに苦しみます。
 
アメリカでウェスティングハウスに務めていた物理学者、アーネスト・スターングラスは核実験の死の灰に含まれるストロンチウム90を研究してジョン・F・ケネディ大統領に進言し、それが1963年の部分的核実験禁止条約(PTBT)につながりました。
 
アメリカ政府は極秘にプロジェクト・サンシャインという死の灰に含まれるストロンチウム90の毒性を調査して、白血病やガンの発病とつながるという結論を得ていました。ストロンチウム90は骨に蓄積され、ベータ線内部被ばくを引き起こします。
 
 
以下、引用。
 
ガンマ変異株は2020年12月、ブラジルから帰国した日本人旅行者からみつかった。
 
Γガンマ」は医学用語では脳波の「ガンマ波」、「インターフェロン・ガンマ」や放射性セシウム137の「ガンマ線」です。放射性セシウム137によるガンマ線、放射性ストロンチウム90による内部被ばくとベータ線、使用済み核燃料のウラン235による内部被ばくによるアルファ線の科学的知識は、今後の日本では必須です。
 
 
以下、引用。
デルタ変異株は最近、最も心配されている変異株で、昨年、インドで最初に同定された。
デルタに対する有効率は、ファイザーを1回撃った後では約33%にすぎなかった。
 
 
「デルタ」は軍事用語ではアメリカ陸軍対テロ特殊部隊、デルタ・フォースです。医学用語では、脳波のデルタ波、オピオイド・デルタ受容体です。
 
 
ギリシャ文字の「イプシロン」「ゼータ」「シータ」はWHOによって削除されました。
 
 
以下、引用。
イータ変異株は2020年12月にナイジェリアとイギリスで検出された。
 
 
ギリシャ文字「イータ」は特に医学用語ではありません。ラテン文字(英語のアルファベット)の「H」とロシアのキリル文字の「И(イー)」のもとになりました。
 
 
 
ギリシャ文字、「イオタ」変異株は現在、ニューヨークの患者の分析をした論文で高齢者の死亡率が高いことが話題になっています。
 
 
2021年8月11日
「新型コロナ ニューヨーク発生イオタ株 致死率2倍との研究調査」
 
以下、引用。
 
カッパ変異株はインドで10月に発見された。
 
 
カッパ変異株はオーストラリアをロックダウンさせました。ギリシャ文字「カッパ」は、
医学用語では「オピオイド・カッパ受容体」があります。
 
以下、引用。
 
ラムダ変異株は12月にペルーで発見された。
 
ギリシャ文字「ラムダ」は医学用語では脳波の「ラムダ波」と「ラムダ変異株」しかないと思います。
 
アルファからラムダまで、ギリシャ文字24文字のうち11文字と半分近くまで覚えることができました。今後、数カ月はデルタ変異株を中心にワクチンを無効化する可能性の高いラムダ変異株など、変異株の知識の習得が危機管理の中心になると予測します。
 
 

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