産婦人科の鍼のアップデート

 
 
2021年8月24日
「鍼は妊娠中に安全ですか」
 
 
以下、引用。
 
【妊娠中の鍼に効果はありますか?】
【受胎】
2017年と2020年など、研究は鍼が不妊を減らし、妊娠のチャンスを増やすことを発見した。
 
 
2017年「低い『抗ミューラー管ホルモン(AМH)』レベルによる妊娠の鍼治療」
Zhu, Jihe (2017)
Indian Journal of Case reports, 3 (2). pp. 1-2.
 
 
抗ミューラー管ホルモン(AМH)は卵巣予備能をはかるホルモンです。月経が1日しかない33歳の低いAМHの患者さんに、1年間33回の鍼治療により月経は4日間に延び、ホルモンレベルが正常化した症例です。
 
 
 
2020年トルコ・アタチュルク大学医学部
「体外受精を受けている女性の妊娠成功率に対する鍼治療の有効性:ランダム化比較試験」
Pinar GursoyGuven et al.
Taiwanese Journal of Obstetrics and Gynecology
Volume 59, Issue 2, March 2020, Pages 282-286
 
【結論】
胚移植ETの前後の3回の鍼治療は、原因不明の不妊症の女性の妊娠率を有意に増加させることが観察された。
 
 
 
2021年成都中医薬大学
「妊娠悪阻の鍼治療の効果:システマティックレビューとメタアナリシス」
Haizhen Lu et al.
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine / 2021
 
 
【結論】
私たちの研究は、鍼治療が妊娠悪阻の治療に効果的であることを示唆した。
【つわり】
2021年のレビューは16の以前の研究を調べ、鍼治療は妊娠中の重度の吐き気に効果的であると結論付けた。
 
 
 
2020年10月
「出生前うつ病の補助的介入としての鍼治療の実現可能性:実用的なランダム化比較試験」
The feasibility of acupuncture as an adjunct intervention for antenatal depression: a pragmatic randomised controlled trial
Simone M.Ormsby
Journal of Affective Disorders
Volume 275, 1 October 2020, Pages 82-93
 
【うつ】
2020年の研究はまた、鍼治療が妊娠中の女性のうつ病を防ぐための許容可能な治療法であることが示唆された。
 
 
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする