5000年前の男 アイスマン・エッツイーのツボ入墨

 
 
2021年9月27日『ザ・カンバセーション』
「アイスマン・エッツイーが儀式的ヒーリングや宗教においてタトゥーによって教えてくれること」
 
 
以下、引用。
 
アイスマン・エッツイーは、30年前 にイタリアアルプスの氷河で2人のドイツ人観光客が発見するまで、何千年もの間、世界から隠されていた。
 
この5300年前のミイラは、おそらくヨーロッパで最も有名なミイラであるだけでなく、入れ墨の世界的な歴史を研究する人々にとって最も重要な発見の1つでもある。
 
アイスマンは氷河によって信じられないほど保存された61の入れ墨で飾られていた。それらの入れ墨の意味は、2人のハイカーによるエッツイーの発見以来ずっと議論されてきた。
 
アイスマンの入れ墨の多くは腰、膝、手首、足首など、年齢を重ねるにつれて痛みが続く領域に沿って描かれた線であることがわかった。一部の研究者は、これらの入れ墨が痛みの古代の治療法であると信じている。
 
 
1991年にアルプスで発見された5300年前の男性エッティーの腰には腎兪や大腸兪など腰痛のツボ、あるいは足首には崑崙のツボに刺青が入っており、最古のツボではないかと話題になりました。
1998年に科学雑誌『サイエンス』で記事となり、大きな話題となりました。
 
 
1998年「中央ヨーロッパにおける5200年前の鍼?」
5200-year-old acupuncture in central Europe?
L Dorfer et al.
Science. 1998 Oct 9;282(5387):242-3
 
 
2020年「古代ミイラの治療用タトゥー:アイスマンの場合」
Therapeutic Tattoos and Ancient Mummies: The Case of the Iceman
Dario Piombino-Mascali et al.
Purposeful Pain pp 119-136|
 
 

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