最も引用されたシステマティックレビュー

 
 
2021年9月16日中国、成都中医薬大学
「鍼灸研究における最も引用されたシステマティックレビューとメタアナリシス」
Analysis of the Most-Cited Systematic Review or Meta-Analysis in Acupuncture Research
Ying He et al.
Evid Based Complement Alternat Med. 2021; 2021: 3469122.
Published online 2021 Sep 16
 
 
1989年から2018年に発表された鍼灸研究の1位から100位の論文です。
わたしは、半分以上は読んでいると思います。
 
日本の論文も入っています。2001年に出版された山下仁先生やエッアート・エルンスト先生の鍼の有害事象のシステマティックレビューで、100本中の79位です。
 
 
2001年
「鍼の有害事象のシステマティックレビュー」
Systematic review of adverse events following acupuncture: the Japanese literature. Yamashita H, Tsukayama H, White AR, Tanno Y, Sugishita C, Ernst E.Complement Ther Med. 2001; 9(2):98–104.
 
 
国別では、1位アメリカ、2位イギリス、3位中国、4位カナダ、5位ドイツ、6位オーストラリア、7位デンマーク、8位オランダ、9位ノルウェイ、10位韓国です。日本は11位です。
論文100に対して1本しか論文がなく、20年前の順位が79位だから、11位でも大健闘だと思いました。
 
以下、引用。
 
この研究は、米国の著者が最も引用された100の研究の中でほとんどの研究を発表したことを示した。
 
中国は鍼治療の発祥の地だが、中国の研究の数はわずか14だった。伝統的な中国の臨床医は研究、特に現代の科学的方法を使用した研究を無視して、常に臨床診療に集中する傾向がある。

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