邵輝先生の YouTube、「漢方薬としてのセミの殻」です。
蝉退は『本草綱目』では以下のようにあります。
【气味】咸、甘，寒，无毒。【主治】小儿惊痫，妇人生子不下。烧灰水服，治久痢。小儿壮热惊痫，止渴。时珍曰︰蝉乃土木余气所化，饮风吸露，其气清虚。故其主疗，皆一切风热之证。古人用身，后人用蜕。大抵治脏腑经络，当用蝉身。治皮肤疮疡风热，当用蝉蜕。
小児の驚癇（きょうかん）、一切の風熱証、皮膚の瘡瘍に用います。
蝉退の主な成分はキチンであり、グルコサミンとアセチルグルコサミンから成ります。
蝉退はマウスの皮膚炎に対して、抗炎症作用があることが実験で報告されています。
Anti-inflammatory effects of Cryptotympana atrata Fabricius slough shed on contact dermatitis induced by dinitrofluorobenzene in mice
Miyoung Kim,et al.
Pharmacogn Mag. 2014 Apr-Jun; 10(Suppl 2):