三星堆遺跡 中国のアフリカ、先秦文化

 
 
 
1977年に中国、湖北省で発見された、中国・戦国時代、紀元前433年頃の曾侯乙墓(そうこういつぼ)です。
 
大量の青銅器が出土しました。そのデザインは、中国とは思えません。
 
 
左下は、四川省三星堆遺跡の「青銅縦目仮面」です。デザインはアフリカっぽいです。
 
 
人類の歴史で、約400万年前アフリカでアウストラロピテクスが生まれました。
 
258万年前から1万年前にホモ・エレクトスが生まれます。北京原人やジャワ原人は、今では現生人類の祖先とは考えられていません。
 
40万年前から2万年前頃までネアンデルタール人が存在し、現生人類と交配しています。
 
19万年前頃から現在までは、クロマニョン人などのホモ・サピエンスの時代です。
 
190万年前頃に最初の出アフリカが起こったと考えられています。
78万年前頃に、2度目の出アフリカが起こります。
18万年前頃に、3度目の出アフリカが起こり、ホモ・サピエンスはアフリカから出ます。
 
この時期のユーラシア大陸には、ホモ・サピエンス現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人という3種類の人類が共存していたようです。
 
 
2018年1月29日『ナショナルジオグラフィック』
「人類の出アフリカは18万年前?定説覆す化石発見ーイスラエルの洞窟で見つかった上顎化石は、人類史を書き換えるかもしれない」
 
 
さらに『ネーチャー』での2020年7月の発表によれば、人類は3万年前にアメリカ大陸に到達した可能性があります。
 
 
 
人類の歴史は現在、次々と書き換わっています。
中国では殷で甲骨文字が生まれ、秦で篆書となり、漢で漢字となり、そこから急速にわれわれが知っている中国文明となります。
 
しかし、先秦文化は三星堆遺跡や曾侯乙墓をみる限り、われわれが見たこともない中国文明なのです。
 
 

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