明代の医書:『証治準縄』の灸法

 
 
明代、王肯堂『証治準縄』
《证治准绳》往来寒热
 
悪寒発熱に灸するには、まず項の大椎に灸する。年齢の数をお灸の壮数とする。
次に尾骶骨に灸する。これも年壮する。
背中を視て、陥凹に灸する(膏肓である)。
肩腕を挙げて、陥凹しちえる部分に灸する(肩隅穴である)。
季肋部の間に灸する(京門(GB25)穴である)。
外果の上、絶骨の端に灸する(陽輔(GB38)穴である)。
足の小指の次の薬指に灸する(侠溪(GB43)穴である)。
腓腹筋の陥凹に灸する(承筋(BL56)である)。
外果の後ろに灸する(崑崙(BL60)穴である)。
欠盆の鎖骨の骨の上の硬く筋のようなところに灸する。
胸中の陥骨の間に灸する(天突(CV22)穴である)。
手関節横紋の骨のところに灸する(陽池(TE4)穴である)。
臍下の関元(CV4)に灸する。また、毛際の動脉に灸する(気衝(ST30)である)。膝下三寸の分間に灸する(足三里(ST36)穴である)
足陽明の動脉拍動部に灸する(衝陽(ST42)穴である)。
頭のてっぺんに灸する(百会(GV20)である)。
 
 
これは『素問』骨空論篇です。
 
 

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