テレビドラマ『女医明妃伝』で女優・劉詩詩が演じた允賢という女医は、明代の実在の女医で、『女医雑言』という灸を含む文献を書いた談允賢がモデルと聞いて、がぜん、興味が湧いてきました。談允賢は97歳まで生きたそうです。
同時に、2020年のヒットドラマ『燕雲台』は、なんと中国の遼王朝を描いたテレビドラマと聞いて驚きました。
遼は契丹人の国であり、唐末五代や北宋のライバル国です。まさか非漢民族の征服王朝のドラマとは驚きです。
しかも、主役は遼の実在の睿智蕭皇后です。
この女性は、夫の皇帝が早逝し、幼い皇帝の代わりに政治を担当し、北宋との戦争の際には、最前線で戦争を指揮したという人物です。
中国・華流ドラマは、えらいことになっていると感じました。