承淡安先生の澄江鍼灸学派、陳応龍先生の灸法

2012年「澄江鍼灸学派の伝承者、陳応龍先生の鍼灸学術の特徴」

澄江学派传人陈应龙先生针灸学术特色
孟宪军 孙孝忠 《中国针灸》 2012年07期
 
 
まず、「霊子術は秦漢の時代に創られて伝えられてきた」というのは、中国の論文によくある間違いです。
 
日本の霊術家、太霊道の田中守平が1920年代に中国で普及したのが霊子術です。中国の秦漢時代ではなく、日本がオリジナルです。
 
承淡安先生は、気功を鍼の基礎として重視していたそうです。
 
陳応龍先生は、狂に対しては、風府(GV16)穴への刺鍼をよく使われていたようです。
 
喘息=哮喘(こうぜん)の場合は肺兪(BL13)と膏肓(BL43)の灸です。
 
機能性子宮出血(崩漏ほうろう)には足三里(ST36)の灸です。
 
習慣性流産には子宮(奇穴)や府舎(SP13)の灸です。
 
悪寒には大椎(GV14)の灸です。
 
 
陳応龍先生の配穴は実践的で勉強になりました。
 
 

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