邵輝先生のYouTube「胃腸を強くする小児推拿」です。
動画では、人差し指の虎口三関の静脈が解説されています。
三關錦紋第十二《脈形論》:夫小兒手之第二指,指有三節,脈之形出其上也。近虎口之位,號曰風關,其次曰氣關,在其指端曰命關。凡有疾,當視其三關上之脈形。察其病焉,可以三關斷之。指,左手指也。幼幼新書 : 卷第二
虎口三関は小児推拿の穴名で、風関、気関、命関があります。
小児の病の深さを虎口三関脈で診ます。
理論は清代、陳復正『幼幼集成』で書かれています。
以下、引用。
按ずるに、『黄帝内経』では手太陰肺経が十二経絡の最初で、その支脈は人差し指の端に行って陽明大腸経の支脈と交わり、営衛が交通する。これが示指の指紋である。張景岳の言うように、示指の浮絡は手陽明といっても、その始まりは中府に起こる手太陰であり、少商に終わる。手陽明は示指の商陽に起こるが、それは肺経と同じものである。もし、この手太陰肺経と手陽明大腸経の営衛の気の交通がなれば、太陰と陽明の表裏関係はない。しかし、脈診をするひとは、このことを知らずに、大淵でのみで遅数脈をみて、その脈の差は小さいのは傍支脈だからである。指紋法は、小児の宋代の小児科の名医、銭乙がつくった示指を風関・気関・命関とわけるやり方である。
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