後脛骨筋と後脛骨動脈

 
 
2021年12月2日『スポーツ理学療法の国際雑誌』
「後脛骨筋における鍼の位置の超音波による検証」
Ultrasonographic Validation for Needle Placement in the Tibialis Posterior Muscle
Stephanie R. Albin et al.
Int J Sports Phys Ther. 2021; 16(6): 1541–1547.
Published online 2021 Dec 2.
 
 
以下、引用。
 
脛骨深部のコンパートメントにあるため、後脛骨筋に確証をもって正確に鍼を刺すのは難しい。
 
付け加えるに、後脛骨動脈と後脛骨静脈、脛骨神経は後脛骨筋に近接しており、確実に避けるのは困難である。
 
最近の症例報告では、ドライニ―ドリングによる橈骨神経損傷が報告されており、上腕骨の遠位3分の1の周りの上腕の側面へのドライニードリングセッションの後に手首が下垂したが、この問題は解決されていない。
 
 
 
2018年1月26日『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル症例報告』
「ドライニードリング鍼の後の橈骨神経損傷」
Radial nerve injury following dry needling
Robin McManus1 and May Cleary
BMJ Case Rep. 2018; 2018: bcr2017221302.
Published online 2018 Jan 26.
 
 
以下、引用。
体表からの後脛骨筋の深さは25.8㎜±4.9㎜だった。
 
 
この論文は、50㎜から60㎜つまり1寸6分から2寸の長さの鍼の使用を推奨しています。
 
 

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