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自然療法を重視するキューバ

 
 
2022年1月6日『ナショナルジオグラフィック』
「キューバは(コロナ禍の中の)薬品不足のなかでナチュラルレメディに舵を切る」
 
 
以下、引用。
 
現在、COVID19パンデミックによる処方薬の不足のため、植物医学や鍼のような代替医療、吸い玉、マッサージはキューバで重要となっている。
 
パンデミックの進行につれて、治療家のヴィラロンガはたくさんの人々がストレスに苦しんでいるのをみている。
 
ヴィラロンガの治療は、常に患者にハンズオン(手当て)することが含まれる。これは多様な宗教伝統にみられるもので、手を当てると、ヴィラロンガが言うには、病を感じることができる。
 
 
キューバにもアフリカ由来のスピリチュアルなヒーリング文化がキューバ共産党の支配下であったにも関わらず、活きているようです。
 
キューバの歴史と統合医療の歴史については、以下の論文が素晴らしいです。
 
 
「キューバにおける自然医学・伝統医学の豊かな歴史・現状・未来の可能性」
The Rich History, Current State, and Possible Future of Natural and Traditional Medicine in Cuba
Lindsay Stafford Mader
HerbalGram ISSUE: 85 Page:40-49
 
 
ソ連崩壊前後の1990年から、キューバ政府は51種類の薬用植物を法定し、小学校で薬用ハーブを教え、ゴルフ場や家庭菜園で薬用植物の栽培をはじめました。
 
 
1999年には自然医学伝統医学のキューバ国家プログラムは鍼、中医学、ホメオパシー、カイロプラクティックと、100パーセントのキューバ国産薬草を国家医療システムの補完医療として認証しました。
 
 
2006年「キューバにおける自然医学・伝統医学:アメリカ医学教育のための教訓」
Natural and Traditional Medicine in Cuba: Lessons For U.S. Medical Education
Appelbaum, Diane et al.
Academic Medicine: December 2006 – Volume 81 – Issue 12 – p 1098-1103
 
 
これも素晴らしい論文で、多元的共存・多元論が勉強になります。
 
 
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