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がん性疼痛への針治療

 
 
2022年1月5日
「がん性疼痛に対する鍼治療:エビデンスに基づく診療ガイドライン」
Acupuncture for cancer pain: an evidence-based clinical practice guideline
Long Ge et al.
Chinese Medicine volume 17, Article number: 8 (2022)
 
 
以下、引用。
 
ガイドラインは3つの推奨事項を提案している。
 
(1)中等度から重度のがん性疼痛のある患者の痛みを和らげるために、無治療よりも鍼治療を強く推奨する。
 
(2)鎮痛薬を使用している中等度から重度の癌性疼痛患者において、痛みの強さを軽減し、オピオイドの投与量を減らし、オピオイド関連の副作用を軽減するための鍼治療と指圧の併用治療を弱く推奨する。
 
(3)アロマターゼ阻害剤によって誘発された関節痛を緩和するために、乳がん患者の鍼治療を強く推奨する。
 
現在、いくつかのガイドラインがガンの臨床マネージメントに利用可能である。それらの中では、ヨーロッパ腫瘍学看護学会(EONS)と全米総合がんセンターネットワーク(NCCN)のガイドラインは、がん性疼痛のマネージメントの鍼の使用を示唆している。
 
 
2014年「ヨーロッパ腫瘍看護学会は、がん性疼痛ガイドラインでブレークスルーを起こす」
European Oncology Nursing Society breakthrough cancer pain guidelines
Yvonne Wengström et al.
Eur J Oncol Nurs. 2014 Apr;18(2):127-31.
 
 
2021年「全米総合がんセンターネットワーク・ガイドライン:成人のがん性疼痛」
NCCN guideline: Adult Cancer Pain, Version 2.2021, 2021
 
 
 
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