ロング・コビット研究:嗅皮質萎縮

2022年3月8日
「軽症のCovid感染は脳に重大な変化をもたらす可能性がある」
Mild Covid infection can result in ‘significant’ changes to the brain

以下、引用。

軽症のCovid-19感染でさえ、脳に「重大な」変化をもたらす可能性がある、と英国の研究が発見した。

科学雑誌『ネーチャー』にオックスフォード大学、ロンドン大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンという一流大学の研究者たちが発表したのでインパクトがあります。

2022年3月7日 『ネーチャー』
「コビットはUKバイオバンクでの脳変化に関連している」
SARS-CoV-2 is associated with changes in brain structure in UK Biobank
Gwenaëlle Douaud et al.
Nature. 2022 Mar 7.

以下、引用。

オックスフォード大学、ロンドン大学、インペリアル・カレッジロンドンとイギリス保健省は、ウイルスが脳の嗅覚と記憶に関連する灰白質を薄くすることを発見した。

彼らは、損傷が脳の嗅覚と関連する嗅皮質で起こっていることを発見した。

「これはロング・コビットにつながる。誰も今までこんなものを見たことが無いので、われわれはまだ、どうやってこれを治療するかわからない。

UKバイオバンクは2006年にはじまり、4年間かけて50万人の参加者を募集し、彼らを30年間、追跡するという遺伝子や生活様式、薬物療法の長期的影響を調べるビッグ・プロジェクトです。

『ネーチャー』の最新論文によれば、脳の構造的変化が起こっており、これを元に戻せるかは誰にも分りません。

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