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破局的思考と慢性疼痛

2022年4月1日『ナショナルジオグラフィック』
「『あなたの身体的疼痛についての考え方が、いかにして疼痛を悪化させるのか?」
How you think about physical pain can make it worse

 

以下、引用。

有望な研究分野の1つは、痛みについて破局的思考になる方法を検討することである。痛みは決して良くならない、史上最悪である、または人生を台無しにするだろうと考えることこそ、痛みについて、予言の自己成就の中心的な役割を果たす。

破局的思考スケールは1995年に開発され、広く利用されているが、ほとんどのアカデミック・サークルから外れた医師たちは破局的思考スケールに親しんでいないと専門家たちは述べる。

専門家達でさえそのメカニズムを正確に理解できていないのだが、破局的思考は脳に影響し、その影響はMRIで調査され、患者が破局的思考となると脳の疼痛認識と調整の領域が点灯する。

破局的思考の重要性を認識しているドクター達は、認知行動療法を好む傾向にある。

しかし、科学文献は、認知行動療法が破局的思考による疼痛を助けたりはしないことを示しているとルーレイ教授は述べる。

 

認知行動療法が慢性疼痛に期待したほどの効果がないことは、日本であまり認識されていないと感じます。

この記事は、脳科学に基づいて新しい慢性疼痛の認識が始まっていることを描いた良い記事でした。

 

 

 

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