鍼灸は世界ではメインストリームへ

2022年4月29日アメリカの週刊誌『タイム(TIME)』
「なぜ鍼は医学におけるメインストリームとなっているのか」
Why Acupuncture Is Going Mainstream in Medicine

日本の現状では考えられませんが・・・。

以下、引用。

2021年のWHO世界保健機構の報告によれば、鍼は世界で最も実践されている伝統医学であり、アメリカでも同様である。2020年にメディケアとメディケイドは慢性腰痛の鍼を最初に保険適用とした。

2022年に『ブリティッシュメディカルジャーナル(BМJ)』で発表された分析によれば、鍼については2000以上の科学レビューがあり、脳卒中後後遺症の失語症、頸部痛、肩痛、筋肉痛、線維筋痛症の疼痛、出産後の授乳の問題、腰痛、血管性認知症の症状、アレルギー症状において、科学的に最も効果がある。

アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、ほとんどのエビデンス以上に鍼は慢性の疼痛に効果があり、特に変形性関節症、慢性腰痛、緊張型頭痛に効果がある。また、11の臨床試験のレビューは鍼がガンの症状に効果があるかもしれないと示唆している。

EBMが広がるにつれて、鍼はますます人気になる傾向がある。

世界の報道をつぶさにみると、こちらのほうがファクトであり、日本国内の鍼灸への認識の方に認知の歪みがあるように感じます。

世界的な補完代替医療革命の波に完全に乗り遅れているのだと思います。それは医療関係者やジャーナリスト、官僚などの知識層の知的能力の低下と関係している印象があります。

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