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西洋でのカッサ療法の第一人者、アリーヤ・ニールセン

2022年4月21日 『クリニカル・ペイン・アドバイザー』
「疼痛タスクフォースは、白書における急性疼痛への鍼の役割をアップデートする」
Pain Task Force Updates White Paper on the Role of Acupuncture for Acute Pain

 

以下、引用。

鍼は急性疼痛を効果的に減らし、オピオイド依存を減らす可能性があるとレビューのほとんどは述べており、白書はアカデミック・コンソーシアム・ペイン・タスク・フォースにより学術誌『ペイン・メディスン』に発表された。

手術後に偽鍼と比較して、鍼はオピオイドの必要性を減少させており、8時間で21パーセント、24時間で23パーセント、72時間で29パーセントであるとシステマティックレビューとメタアナリシスはしている。

救急と急性外傷部門の鍼は1つのシステマティックレビューとメタアナリシスで、患者の71パーセントが治療に満足している。

 

2022年4月5日 アリーヤ・ニールセン
『ペイン・メディスン』
「急性疼痛ケアへの科学的根拠にもとづく非薬物療法としての鍼治療:アカデミック・コンソーシアム・ペイン・タスクフォース白書のアップデート」
Acupuncture therapy as an Evidence-Based Nonpharmacologic Strategy for Comprehensive Acute Pain Care: the Academic Consortium Pain Task Force White Paper Update
Arya Nielsen, PhD, et al.
Pain Medicine,
Published: 05 April 2022

 

著者のアリーヤ・ニールセン先生は、1977年にアメリカの鍼の学校を卒業して、臨床経験45年という大ベテランの女性鍼灸師で、西洋世界ではカッサ療法の権威です。

2007年にアリーヤ・ニールセン先生は「体表組織の微少循環へのカッサの影響:健康被検者へのパイロット・スタディ」を発表し、7分のカッサ療法で体表微小循環が400パーセント増加することを発表しました。

2007年
「体表組織の微少循環へのカッサの影響:健康被検者へのパイロット・スタディ」
The effect of Gua Sha treatment on the microcirculation of surface tissue: a pilot study in healthy subjects.
Nielsen A,et al.
Explore (NY). 2007 Sep-Oct;3(5):456-66.

 

2012年にアリーヤ・ニールセン先生は「カッサと抜罐のセーフティ・プロトコル」という論文を書き、これがアメリカにおけるカッサと吸玉(カッピング)の安全基準となりました。

2012年「カッサと抜罐のセーフティ・プロトコル」
Safety protocols for gua sha (press-stroking) and baguan (cupping).
Nielsen A,et al.
Complement Ther Med. 2012 Oct;20(5):340-4. Epub 2012 Jul 11

 

アリーヤ・ニールセン先生の師匠は、アメリカ鍼灸の父、蘇天佑先生です。
蘇天佑先生の師は、香港科学鍼灸学派の曽天治先生、そして曽天治先生の師は承淡安先生になります。

 

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