NADAプロトコルと災害トラウマ

2021年10月14日 『クリーブランドクリニック』
「NADA鍼は依存症とトラウマを助けることができるか」
Can NADA Acupuncture Help With Addiction and Trauma?

以下、引用。

NADAプロトコルは1970年代にニューヨーク、ブロンクスのリンカーン病院で創られた。ドラック離脱のための鍼は、中国の神経外科医、温の技術に基づいている。温は、耳の「肺」点への電気刺激が急性アヘン中毒症状をいかにとるかを研究した。

香港の神経外科医、温祥来の伝説的な耳鍼の論文です。

マイケル・スミスが「肺」に他の耳穴を加えて、1980年代にNADAプロトコルが完成しました。

1973年「ドラッグ依存症の電気鍼刺激による治療」
Treatment of drug addiction by acupuncture and electrical stimulation.
Wen H. L., Cheung A. Y. C.
American Journal of Acupuncture 1973;1(2):71–75. 77

以下、引用。

NADAプロトコルは自然災害やトラウマからの回復も助ける。NADAプロトコルは9.11でも人々のリラックスと睡眠を助けた。同じように、NADAプロトコルは2005年のハリケーン・カトリーナやハリケーン・リタの後でも使用された。

2018年2月7日
「ビヘイビアル・ヘルスへのNADAプロトコル:行動健康プロバイダーへのツールとして:耳介療法デトックス・スペシャリストの症例」
NADA Protocol for Behavioral Health. Putting Tools in the Hands of Behavioral Health Providers: The Case for Auricular Detoxification Specialists
Elizabeth B Stuyt,et al.
Medicines (Basel). 2018 Mar; 5(1): 20.
Published online 2018 Feb 7.

※今日では、アメリカの21州がNADAプロトコルをトレーニングする能力をもったヘルスケアワーカーに関する法律がある。

現在、アメリカで勃興しつつある鍼師以外のアウリキュラー・デトックス・スペシャリスト(ADS)の法規制に関する最良の論文だと思います。

2005年のハリケーン・カトリーナをきっかけに、アメリカではアキュパンクチャリスト・ウィズアウト・ボーダーズが生まれました。

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