ツボへの磁石の貼布

2022年4月19日 リチャード・ニムツォウ
「静的磁気刺激と鍼」
Static Magnetic Stimulation and Acupuncture
Richard C. Niemtzow
Medical AcupunctureVol. 34, No. 2
Published Online:19 Apr 2022


バトルフィールド・アキュパンクチャーを創案したリチャード・ニムツォウ先生は、いままでも何度もツボへの磁気刺激や磁気療法を論じています。


今回、書かれているのはひざ痛で、理学療法やリハビリ専門医、疼痛の専門医などが診ても全く治らなかった症例が「八極磁石」の貼布で劇的に改善した症例です。

ニムツォウ先生は35ミリ以上の磁力の貫通力を持つ八極磁石について考察されています。

日本でもMP鍼などの磁化された鍼が使われていましたし、井上恵理先生や「安保=福田理論」の福田稔先生も磁気鍼を使われていました。

医師の中川恭一先生は、鍼灸師らと日本磁気医学会をつくり、多くの研究をされました。

ピップエレキバンやヘルストロンのような磁気療法もふくめて、実は磁気が人体にどのように影響しているかはまったくわかっていません。

磁石の生体への効果、特に鎮痛の機序は、2020年代に大きな科学的進歩が期待できる分野だと思います。

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