マジカルな中医学 正骨

正骨は本来、モンゴル帝国時代の1345年危亦林著『世医得効方』の正骨や清代『医宗金鑑』 正骨心法要訣でも、日本の江戸時代の『正骨範』でも「接骨=骨接ぎ」の意味であり、カイロプラクティックやオステオパシーの意味ではありません。


現代中医学の正骨の手技は、明らかにカイロプラクティックの影響を受けています。特にハイ・ベロシティ・スラストの手技です。

1874年にアメリカのアンドリュー・テイラー・スティルがオステオパシーを創始しました。

1895年、アメリカのダニエル・デビット・パーマーが代替医療、カイロプラクティックを創始しました。

1907年、日本の森久保繁太郎がウィスコンシン州で開業した記録があり、1916年に川口三郎がカイロプラクティックを日本に紹介しました。

オステオパシーは山田信一が1920年に日本に紹介しました(『山田式整体術講義録』)。

同時代の中国にカイロプラクティックやオステオパシーが伝わっていないと考える方が不自然です。

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