不眠症の鍼

以下、引用。

逸話的なエビデンスといくつかの研究は、鍼が不眠症を助けてより良い睡眠を獲得させると、ワシントン大学統合医療オシャー・センターのトップ鍼師であるグラシア・サープは言う。

オシャー・センター・フォー・インテグレイティブ・メディシンは、富裕な金融ビジネスマンであるバーナード・オシャーが2001年に設立したオシャー財団の一部であり、創設時の理事長はデビッド・アイゼンバークです。

2012年からの理事長はアメリカ国立統合健康センターのヘレン・ランジュバンであり、ハーバード大学、カロリンスカ大学、カルフォルニア大学、シカゴ大学、ワシントン大学などに統合医療センターがあります。

以下、引用。

「エビデンスにはまだ十分ではないが、効果は約束されている」とクリーブランド・クリニックの睡眠専門家で神経科医のドクター・マリ・ホーバットは言う。

クリーブランド・クリニックは全米病院ランキング1位の常連です。

以下、引用。

「鍼は不眠関連を改善する効果を約束されているが、効果があるという結論を導くにはさらなる研究が必要とされている」とナショナル・スリープ・ファンデーションのフェローであるナタリー・ダウヴィッチは述べる。彼女はヴァージニア・コモンウェルス大学のカウンセリング精神医学の准教授でもある。

2022年5月にスリープ・メディスンが出版したメタ・アナリシスは、中程度から低い角度のエビデンスで、鍼治療は不眠を印象的に改善したことを示しており、研究者は57のランダム化比較試験を分析している。

2022年5月
葛龍著『睡眠医学』
「原発性不眠症への複数の鍼治療の比較：ランダム化比較試験のシステマティックレビューとネットワーク・メタアナリシス」
Comparative effectiveness of multiple acupuncture therapies for primary insomnia: a systematic review and network meta-analysis of randomized trial
Long Ge et al.　
Sleep Medicine Volume 93, May 2022, Pages 39-48

【結論】中程度から低い確度のエビデンスにより、複数の鍼治療が不眠を印象的に改善し、特にACE(ツボへの埋め込み)、AP＋МA(耳鍼＋体鍼)、そしてEA＋APA(電気鍼＋ツボ)がもっとも有望だった。