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日本での鍼の医療事故

2022年6月24日 東京大学医学部
「鍼による大量の血胸への成功した経カテーテル置換術」
Successful transcatheter arterial embolization for a massive hemothorax caused by acupuncture
Yui Hanabusa, MD
Radiol Case Rep. 2022 Sep; 17(9): 3107–3110.
Published online 2022 Jun 24.

 

以下、引用。

鍼治療のあと、病歴のない36歳の女性が左腰痛と呼吸困難で当病院を受診した。

既往歴や外傷歴がない36歳の女性が、筋肉痛のために左腰に鍼治療を受けた。鍼治療のあと、左腰痛は悪化した。彼女は腰痛の悪化、呼吸困難、吐き気の悪化を示し、鍼灸の14時間後に当病院を受診した。

来院したとき、彼女の脈拍は150回/分、血圧は88-54mmHg、呼吸数は24回/分、酸素飽和度は88%だった。

左胸腔でドレナージ排液を実行して約300ミリリットルの血のまじった胸膜液を排液し、次の1.5時間で1.000ミリリットルを排液した。

CT断層撮影では、大規模な左胸腔からの血胸がみられた。

自然気胸や月経関連桔梗の病歴が無いことから、血胸は鍼により第2肋間動脈を損傷したことにより起こったと考えられる。

 

第2肋間動脈の損傷による鍼による血胸というのは記憶にありません。第2肋間動脈の位置を確認して驚きました。

 

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