【英政府の見解】大気汚染は認知能力低下と認知症をもたらす

2022年7月26日 英政府「大気汚染の医学影響委員会(COMEAP)」
『大気汚染:認知の低下と認知症』
Air pollution: cognitive decline and dementia

以下、引用。

(大気汚染と認知能力の低下と認知症を調べた)このレビューでは、大気汚染は認知能力低下と認知症をもたらすと結論した。もっとも起こりうる影響は循環系を通じてであり、大気汚染の微小物質は心臓と血管から脳に影響する。

英政府の大気汚染の医学影響委員会は291ページ!の報告書で、大気汚染は認知機能低下や認知症を引き起こす可能性があると結論しました。

以下、引用。

実験研究は、大気汚染が脳の免疫細胞を刺激して神経細胞にダメージを与えることを示唆している。

極小の大気汚染物質は脳に侵入し、直接的にダメージを与えるかもしれない。

すでに世界中で換気革命が起こっています。
カナダなど世界中の学校でHEPAフィルターによる空気清浄機・換気装置の導入がはじまっています。コビット19の空気感染を防ぐため、子どもたちを大気汚染から守るためです。子どもたちを守るために、世界中の大人たちが現状を変えようと努力しています。

世界最悪の大気汚染のモンゴル、ウランバートルのランダム化比較試験では、ポータブル・エア・フィルター換気装置で室内の空気を清浄にすることで、こどもの認知能力の低下が防げる可能性が判明しています。

2022年 アメリカ・サイモンフレイザー大学
「妊娠中のポータブルHEPAフィルターエアクリーナーの使用と4歳での子供の認知能力:ランダム化比較試験」
Portable HEPA Filter Air Cleaner Use during Pregnancy and Children’s Cognitive Performance at Four Years of Age: The UGAAR Randomized Controlled Trial
Battsetseg Ulziikhuu et al.
Environ Health Perspect. 2022 Jun;130(6):67006.

2022年6月23日『ネーチャー・ワールド・ニュース』
「ポータブル空気清浄機の使用は一般家庭での大気汚染を減らし、脳の異常を減らす」
Using a Portable Air Purifier Can Reduce the Impacts of Air Pollution in People’s Homes To Reduce Brain Abnormality

最近の研究によると、家庭に小さな空気清浄機を設置することで大気汚染が子供の神経発達に与える害を軽減できることがわかった。

2022年は英政府が大気汚染による脳のダメージと認知能力の低下を公式に認めた年であると同時に、HEPAフィルターによるポータブル空気清浄機が胎児や幼児の脳を守る可能性があることが判明した年です。

この情報は、妊婦さんがご家庭にいらっしゃる患者さんにとっては重要な情報なのでシェアします。

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