日本ではほぼ知られていない第72回WHO西太平洋地域委員会

2021年10月28日 「第72回WHO西太平洋地域委員会」公式ホームページ
https://www.who.int/…/28-10-2021-regional-health-leaders-ag…

以下、引用。

国の政策において、健康と福祉のための伝統的/補完的医療を有効活用する。

WHOが2021年10月28日に姫路市で開催した第72回WHO西太平洋地域委員会では、オーストラリア、マレーシアなどの各国の保健大臣と日本の後藤茂之厚生労働大臣も出席し、伝統・補完代替医療を活用するための地域枠組を決議したそうです。厚生労働省のホームページにも書かれています。

伝統的/補完的医療(T&CМ)とは、マレーシアの伝統医療の考え方です。

2012年にはマレーシアで伝統補完医学法案が通り、マレーシア保健省伝統補完医学部門ができました。

第72回WHO西太平洋地域委員会での伝統補完代替医療に関する決議を日本政府がどのように運用していくか、具体的に「伝統・補完代替医療を活用するための地域枠組の決議」が何を意味するのかは、本来ならマスメディアや大学教授などの知識人が厚生労働大臣やWHO事務局に質問をして、その決議が日本社会の中でどのように政治的に影響するのかを分析・批評すべきだと思います。

WHO事務局や厚生労働省も、マスメディアや知識人からの質問から逆に学びや気づきをえて、具体的な政策になる可能性があります。

とはいえ、日本で開催され、日本の厚生労働大臣が参加し、事務局長も日本人であるにもかかわらず、そのような会議が開催された事実さえ業界も専門家も知らないのが現状です。政治的決議が何らかの意味をもつ可能性は少ないと思います。

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