マイクロ鍼

2015年8月
「眼鍼療法最近20年の臨床研究の概況」
眼针疗法近二十年临床研究概况
刘琳 周鸿飞
《辽宁中医药大学学报》 2015年08期
http://www.cnki.com.cn/Article/CJFDTOTAL-LZXB201508081.htm


眼鍼療法は100本ぐらいの論文があります。
英語でも最近はレビュー論文があります。


2021年3月23日『BМC補完医療』
「疼痛への眼鍼:臨床研究のスコーピングレビュー」
Eye acupuncture for pain conditions: a scoping review of clinical studies
Yuan Chiet al.
BMC Complement Med Ther. 2021; 21: 101.
Published online 2021 Mar 23.

個人的な臨床では普通の鍼灸が中心ですが、耳鍼と手指鍼を併用しています。

張心曙先生の腕踝鍼と彭静山先生の眼鍼療法を現在は研究しています。

研究方法は、英語と中国語の文献や論文をアブストラクトと全文で出来るだけ収集して読んでいます。
さらに文献を読みながら、自分の体に刺して、練習を毎日しています。腕踝鍼は10年以上、自己の治療にも使っています。

腕踝鍼はこの数年で科学的研究が増えてきている印象があり、これは今回の発見でした。

眼鍼は彭静山先生の人格への個人的尊敬があることと、最近、論文が増えてきている印象があること、中国伝統医学古典の五輪八廓理論と連続性があることなどから研究をはじめました。

彭静山先生の『鍼灸秘験』を読むと、体鍼と眼鍼だけでなく、頭皮鍼や鼻鍼と併用していることがわかりました。

彭静山先生の『鍼灸秘験』で体鍼は弁証論治の鍼です。鼻鍼は人体の背面が投影された形です。頭皮鍼は西洋医学の脳の機能局在によるものです。眼鍼は古典の五輪八廓学説や経絡学説によるものです。彭静山先生の思考の柔軟性を感じています。

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