ナイジェリアで受け入れ難いこと

2022年9月12日『ザ・サン(ナイジェリア)』
「自然療法士は伝統補完代替医療法案についてナイジェリア医師会と戦う」
Natural medicine practitioners tackle NMA on TCAM Bill

ナイジェリアは1992年の「医学と歯学のカウンシル法」によって、代替医療をホメオパシー、
オステオパシー、鍼、ナチュロパシー、カイロプラクティックの5種類に規定しています。

そして、ナイジェリア政府が更なる伝統補完代替医療に関する法律を制定しようとしたところ、ナイジェリア医師会から批判されました。

それに対して、ナイジェリアの補完代替医療関係者が猛反発して、風刺しているというニュースです。

以下、引用。

ナイジェリア補完代替医療の声明は、世界中のいかなる国も代替医療を西洋医学から監査させていないと指摘し、そのような異常なことはナイジェリアでは受け入れがたいと述べた。

確かにインドやマレーシアなど、伝統医療・代替補完医療を2010年代に法律で整備した国々はその通りです。

しかし、非=欧米諸国で最初に近代化を進めて、アジアの近代化のトップランナーだった日本は、ポストモダンの伝統医学・補完代替医療革命の流れには、逆に乗り遅れてしまっている印象があります。過去の成功体験に引きずられているのです。

日本では、システムの制度設計やマネージメント層の「意識」こそが、成長と変化を阻害するボトルネックであることが明らかです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする